コラム

【全数調査】日本の大学825校を調査 — 公式サイトへの到達状況

執筆
大学ブランディング研究所 編集部
最終更新日
【全数調査】日本の大学825校を調査 — 公式サイトへの到達状況

大学の広報・経営企画に携わる方へ、他大学が理念やブランドを公式サイトでどう伝えているかを調べました。対象は、文部科学省の学校コード一覧に基づく全国825校(国立85・公立104・私立636)です。

調査の概要

項目 内容
対象 全国の大学825校(文部科学省「学校コード一覧」令和8年5月1日時点(暫定版、2026年5月29日公表)の現存校。国立85・公立104・私立636)
方法 各大学の公式サイトを同じ条件で調査
時期 2026年8月
調査主体 大学ブランディング研究所 編集部
到達 825校中796校の公式サイトを確認(96.5%)。確認できなかった29校は集計対象外

トップページから理念に、たどり着けるか?

到達796校のうち、トップページに建学の精神・理念・ビジョンへの直リンクを置いている大学は453校(56.9%)でした。設置区分別では差が出ます。

設置区分 校数 理念直リンクあり 割合
私立 609 366 60.1%
公立 102 49 48.0%
国立 85 38 44.7%

「ブランド」を明記する大学

トップページの導線(ナビゲーション・リンク)に「ブランド」ないし「らしさ」の語を持つ大学は、57校(7.2%)でした。残る739校では、本調査の探索条件でその語を持つ導線を確認できませんでした。表記の違いや別の導線まで含めて、入口がないと判定した数ではありません。

上條憲二『超実践! ブランドマネジメント入門』では、ブランドをステークホルダーの「頭の中にある確固たる存在」と捉えています。トップページで「ブランド」という語を使うかどうかだけでは、ブランドを経営の軸に置いているか、大学固有の価値が実装されているかは判定できません。本調査で確認できるのは、57校がその語をトップページの導線に置いていたという事実までです。

中期計画・ビジョンへの入口は104校

トップページから中期計画・ビジョン系ページへ直リンクがあったのは104校(13.1%)でした。計画を探す人にとって、どこが入口になるかを確認するための数字です。下層ページの掲載状況や別経路の使いやすさまでは、この調査で判定していません。

自校サイトで確認したいこと

  • トップページから、理念や建学の精神へ迷わずたどり着けるかを確認します。
  • 学長・総長メッセージが見つけやすく、現在の方針が伝わる内容になっているかを確かめます。
  • 中期計画やビジョンが、学内資料だけでなく公式サイトでも読める状態になっているかを確認します。

調査条件と限界

調査基準日は2026年8月24日です。

  • 集計対象は、公式サイトを確認できた796校です。確認できなかった29校は含みません。
  • トップページから理念、学長・総長メッセージ、中期計画・ビジョンへの導線を確認した調査で、理念本文の内容や大学の優劣を評価するものではありません。
  • サイト構造や表現の違いにより、関連ページがあっても本調査の条件では確認できない場合があります。

理念本文を確認できた大学のうち、創立者への言及と3つのポリシーの掲載状況は、「建学の精神は誰の言葉か」で紹介しています。

本調査データに基づく貴学の個別分析をご希望の広報・経営企画ご担当者は、お問い合わせフォームからご連絡ください。全国調査(大学ブランディング実態調査2026)へのご回答も受け付けています。

全国の大学を都道府県から探す場合は、 大学一覧(都道府県別)

よくある質問

Q. 何校を、どのように調べましたか?
2026年5月29日に公表された文部科学省「学校コード一覧(令和8年5月1日時点(暫定版、2026年5月29日公表))」に掲載されている現存825大学を対象にしました。各大学の公式サイトを確認し、トップページから理念、学長・総長メッセージ、中期計画・ビジョンへたどり着けるかを調べています。公式サイトに到達できた796校を集計対象とし、接続できなかった27校と、サイトの公開方針により調査対象外とした2校は含めていません。

Q. この調査データは引用できますか?
出典を明記いただければ引用いただけます。「大学ブランディング研究所『大学ブランディング公開情報 全数調査 2026』」としてご記載ください。各大学の個票はデータベースで確認できます。