コラム

大学Webサイトでブランドを伝える方法|授業紹介の先で読者を迷わせない

執筆
大学ブランディング研究所 編集部
最終更新日
大学Webサイトでブランドを伝える方法|授業紹介の先で読者を迷わせない

検索から学部の授業紹介へ来た人は、トップページのメッセージを読んでいないかもしれません。そのページだけで、何を学べるか、なぜその学び方なのか、誰が対象か、費用や支援をどこで調べられるかが分かるでしょうか。大学サイトの見直しは、こうした個別ページの読み方から始められます。

授業紹介から、費用と支援までたどれるか

授業の活動名だけでは、その大学で学ぶ意味まで伝わりません。学生が何を考え、試し、他者と関わる授業なのか。その進め方が、大学や学部の育てたい力とどう関係するかを、授業の具体に沿って説明します。理念ページへのリンクだけに、その説明を任せないことです。

授業紹介を読んだ人には、参加できる学部や学年、履修条件が必要です。学費や追加費用、利用できる支援が気になる人もいます。すべてを一ページへ詰め込むのではなく、授業の説明から、詳しい条件を置いたページへ進めるようにします。

情報があることと、見つかること

学費表、履修要項、奨学金案内が公開されていても、授業紹介から行き先が分からなければ、読者は検索し直すことになります。関連する情報へ、内容が分かるリンク名で案内します。「詳しくはこちら」だけを並べるより、次に何を確認できるかを示せます。

最初に直す一ページを選ぶ

問い合わせの多いテーマか、閲覧の多い学部ページを一つ選び、初めて見る人に必要な情報を探してもらいます。迷った場所を見れば、説明を足すべきか、リンクを直すべきか、古い版を整理すべきかが分かります。見た目の好みを聞く前に、目的の情報へ着けるかを確かめます。

制度上の公表事項は文部科学省の大学情報公表の案内で確認できます。その一覧を満たす作業と、受験生が理解できる案内をつくる作業は重なりながらも異なります。担当部署と更新日を決め、根拠ページが変わったときに紹介記事も直せるようにしておきます。

案内先のページでも、大学名、対象年度、問い合わせ先が分かるようにします。更新前のPDFと新しいWebページが検索に並ぶなら、どちらが誰に適用されるかも示します。学び方の理由を知り、自分が参加できる条件を確かめられる。この二つを授業紹介からたどると、説明と導線のどちらを直すかを選びやすくなります。